「まずは模倣してみることだね!」とスタジオに来たある方から言われたことがあった。エレクトロな音楽を作り始めた頃の話である。とにかく多種多様な電子楽器やプラグインを駆使して、なんちゃってな音作りを目指した。同じ方からさらに「模倣するのは、くれぐれも自分が聴いて気持ち良いものだけね!」とも言われ、で、行き着いたのは、坂本龍一氏の「async」を経由してのアンビエントだったような気がする。
今年に入って一番聴いたのが、細野晴臣と高橋幸宏のスケッチショーとMs.John SodaのLoom。とにかく毎日のように聴いている。10年も20年も前の音を模倣してみようと思い立ったのは、ここらで新しいことをやってみたくなったからだと思う。でも、まずはマネからね!でも奥は深そうだ!!